私が担当するヒアルロン酸注入の初診の方は2時間の枠を取らせていただいています。

長いですよね。

でもどうしてもこのくらいの時間は必要なんです。

1.スタッフの問診

既往歴、内服薬、美容医療の治療歴、お悩みなど

2.医師のカウンセリング

問診の内容確認、

こうなりたいというご希望、お悩みの優先順位などを詳しく聞き取り

老化のメカニズムとヒアルロン酸、ボトックス治療について説明

アセスメント(お顔を診ること)

具体的な治療の説明(どんな治療が可能か、治療の幅について)

3.本日の注入本数の決定

4.注入

この中で2.が圧倒的に時間がかかります。

まずどうなりたいかという患者さんの思いをしっかり聴くこと

治療について理解していただくこと

そこから、さあ今日はどうしようかという話に移っていくわけですが

皆さん悩みます。

どうしたら良いかわからなくなり

「先生にお任せします！」

と仰る方もよくいらっしゃいます。

「いえいえ、○○さんのお顔ですから任せちゃうのはダメです。一緒に考えていきましょう。」

と言って、

本数は無理する必要はないとお伝えし、

お悩みを改善しつつバランスを整えていく治療内容を相談していきます。

　ひとしきり相談した後で私は退席しスタッフにバトンタッチすることにしています。

その方が患者さんが勢いでなく自分の意志で決めることができると考えるからです。

スタッフに「どーしよー。どう思う？」と素直な思いをぶつけ、私と話した内容をスタッフと振り返りながら「今日はこうするわ！」と決めていったりします。

中には

お話に時間がかかり注入はまた後日、となったり

「思ったより大変そうだとわかったから今日はやめておきます。」という場合もあります。

自分の顔は自分そのもの

ちゃんと納得して自分で選ぶ

それが大事だと思っています。

トコトン話し合う、一旦持ち帰って考える、

どちらもアリです。

だから時間はかかります。

どうぞ余裕を持ってお越しくださいね。

院長　前原順子