先日ラベールミラクリニックで開催された「注入トレーニングフォローアップ講習会」に参加してきました。

参加者は、半年間共に学んだ4人と私たち以前に研修された３人の計７人のドクターとラベールの松元先生、いわば同門会のような集まりです。

今回のお題は「最近の合併症と対処法」

ヒアルロン酸注入の最も重大な合併症である塞栓の他に、遅延型アレルギー、感染などなかなか日常臨床で出会うことがないトラブルについて、最新の知見を得ることができました。

ないに越したことがないトラブルですが、少ないが故になかなか詳細な経過や対処法を知る機会がないのがつらいところ。

だからこのような講習会に参加できることは本当にありがたいことです。

皆食い入るように新井先生の話に耳を傾け、全員が次々に質問や意見をぶつけ、素晴らしく熱のこもった会になりました。

　今回私が得た学びは

「ヒアルロン酸注入はトラブルにきっちり対処できてこそ一人前」

トラブルが起きないような確実で丁寧な手技や

もしもの時のために物品や薬剤を揃えることは勿論大事

様々なトラブルが起きうるということを患者さんにお伝えしておくことも勿論大事

でもどんなに注意していてもトラブルが起きる時はある

だから

ないといいよねーと起きないことを前提にするのではなく

覚悟を持ち、起きた時は迅速に対応する

　そもそもヒアルロン酸注入のトラブルは、

時間と共に良くなるか、きちんと対処すれば良くなるものが多いです。

つまり迅速に対応すれば良くなるし何より患者さんの不安も減ります。

塞栓も迅速な対応が肝であると改めて学びました。

　患者さんには、心配なことは遠慮なく吐き出してもらい

「バランス良くお顔全体を整えながらキレイになる」ヒアルロン酸注入の良さを実感してもらいたいと思います。